【ソウル聯合ニュース】韓国未来創造科学部は12日、10月の情報通信技術(ICT)輸出額が前年同月比1.6%減の160億4000万ドル(約1兆9700億円)、輸入額は同10.4%増の87億7000万ドルだったと発表した。 輸出は3カ月ぶりの減少となったが、月間輸出額が160億ドルを超えたのは今年に入り初めて。 同部は輸出減少について、世界ICT市場の収縮や韓国の輸出全般の鈍化などが要因になったと説明した。 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は72億7000万ドルの黒字だった。 輸出を品目別にみると、携帯電話が33億3000万ドルで同37.6%増加した。韓国メーカーの主力スマートフォン発売と部品輸出の好調により、3カ月連続で2桁の伸びを示した。コンピューターおよび周辺機器は6億6000万ドルで同3.8%増加した。 一方、半導体は、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)とNAND型フラッシュメモリーの単価下落、システムLSI(高密度集積回路)の輸出方式変更などに伴い、同7.5%減の55億ドルにとどまった。ディスプレーも27億3000万ドルで11.7%減少した。 輸入は、携帯電話が海外製スマートフォンと部品の逆輸入が増えたことにより、14億4000万ドルと同60.6%の大幅増となったほか、半導体も35億8000万ドルで同8.8%増加した。 1~10月のICT輸出額の累計は1455億6000万ドルで、全産業の輸出減少(マイナス7.6%)にもかかわらず前年の水準を維持した。 hjc@yna.co.kr
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