18人の命を奪った釣り船「トルゴレ(=イルカの意)号」の転覆事故は船長のミスによる人災だったことが明らかとなった。(提供:news1)
18人の命を奪った釣り船「トルゴレ(=イルカの意)号」の転覆事故は船長のミスによる人災だったことが明らかとなった。(提供:news1)
18人の命を奪った釣り船「トルゴレ(=イルカの意)号」の転覆事故は船長のミスによる人災だったことが明らかとなった。

 済州地方海洋警備安全本部はトルゴレ号のエンジンの電子制御モジュールを精密分析した結果、船舶の方向を変える装置である舵(rudder)にロープが巻かれた後、故障。その後、船長がエンジンを切ったと分析されたと9日、明らかにした。

 これは舵が故障した後、方向を転換されないまま直進航行のみ可能となったため、脅威を感じた船長がエンジンを切った後、高波にのみ込まれ船舶が一瞬で転覆したと分析されたというのが、海洋警察側の説明だ。

 海洋警察の関係者は「事故海域である済州・楸子島(チュジャド)周辺には無人島が多く、当時、視野確保がされておらず、発生の可能性がある衝突事故を懸念してエンジンを切ったものと見られる」と述べた。

 これにより海洋警察はトルゴレ号の船長キム某氏(46)に業務上過失致死及び致傷容疑が適用されるが、すでに死亡した状態なので公訴権が消滅した状態だと付け加えた。

 これと共に海洋警察は実際に乗船していない人々を乗船者として記録するなど乗船員名簿を虚偽で作成し、これを海洋警察に提出したトルゴレ号の船長キム氏の妻イ某氏(42)を公文書偽造容疑で書類送検した。


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