尹炳世長官とザリフ外相(イラン外務省提供)=7日、テヘラン(聯合ニュース)
尹炳世長官とザリフ外相(イラン外務省提供)=7日、テヘラン(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は7日(現地時間)、イランの首都テヘランを訪れ、ロウハニ大統領を表敬訪問し、ザリフ外相と会談した。 韓国の外交部長官がイランを訪れるのは2001年8月以来、約14年ぶり。 イランは7月、核問題をめぐり欧米など6カ国と最終合意に達した。核開発を制限する見返りに、欧米が経済制裁を解除することを柱とするものだ。 イラン大統領府によると、尹長官はロウハニ大統領と面会し、同国の核合意が東アジアの政治的問題を解決するための良い事例になると評価。両国間の協力拡大に期待を寄せた。 ロウハニ大統領は「韓国の企業がイラン市場で活発に活動し、民間部門での協力を拡大できる。両国には文化的な共通点があり、文化、科学、観光のような分野で協力できる」と述べた。 尹長官はまた、ザリフ外相と会談し、イランと北朝鮮の核問題はさまざまな面で異なるが、イランが対話を通じ交渉を妥結したことは意義深いと評価した。 韓国外交部によると、尹長官はイランが核交渉妥結を通じ、国際社会の信頼を取り戻すプロセスで、北朝鮮も教訓を得てほしいと強調。「イランの核合意が北の核問題解決にも前向きな影響を及ぼすことを期待する」と述べた。 ザリフ外相は「核兵器は安全保障を強化できない。イランの核交渉妥結はいかに敏感な問題も外交を通じ、平和的に解決できることを示した良い事例」と話したという。  csi@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0