MERS(中東呼吸器症候群/マーズ)に関連する初の訴訟で、裁判所が却下判決を下した。
MERS(中東呼吸器症候群/マーズ)に関連する初の訴訟で、裁判所が却下判決を下した。
MERS(中東呼吸器症候群/マーズ)に関連する初の訴訟で、裁判所が却下判決を下した。

 しかし、今回の訴訟はMERS患者など当事者が提起した訴訟ではないため、別の“MERS訴訟”には影響はないものと見られる。

 ソウル行政裁判所行政1部(部長判事イ・スンテク)はムン・ジョング弁護士が政府を相手に提起した不作為違法確認訴訟で6日、却下判決を言い渡した。

 裁判部は「ムン弁護士が政府や病院に情報公開を要求・申請したという事実を認定する証拠がない」とし、政府側に先に情報公開を請求したことがないならば、訴訟で情報公開を要求することはできないと判断した。

 ムン弁護士はことし6月、「政府は19日間も情報を公開せず、MERS拡散を初期段階で遮断できる機会を逃し、結果的に国民をMERS感染の危険にさらす違法な行為を犯した」として、訴訟を提起した。

 また、「関連法律上、国家と地方自治体はMERS関連情報を収集・分析して提供する義務があり、国民はMERSに関する発生現況・予防・管理などに関する情報と対応方法を知る権利がある」と指摘していた。

 一方、MERS患者と遺族らが政府、自治体、病院などを相手に起こした損害賠償請求訴訟は現在、ソウル中央裁判所で進行中だ。

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