コンテナの積み下ろし作業が行われる港=(聯合ニュース)
コンテナの積み下ろし作業が行われる港=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】この20年間、韓国にとって3大輸出相手国の一つだった日本が今年は5位に後退し、代わって香港が輸出先3位、ベトナムが4位に浮上する見込みだ。 韓国産業通商資源部によると、今年1~10月の韓国の日本向け輸出額(速報値)は215億2200万ドル(約2兆6200億円)で、前年同期に比べ21.1%急減した。 韓国の最大の輸出先は中国で、4.2%減の1145億6800万ドルだった。次いで米国が584万4600万ドル(1.2%増)、香港が247億500万ドル(10.6%増)、ベトナムが233億9000万ドル(27.8%増)と集計された。 日本は1996年以降、米国と並ぶ主要輸出先だったが、2001年に中国に抜かれ3位に落ちた。今年はこのまま、香港とベトナムに次いで5位となりそうだ。 韓国貿易協会の統計によると、韓国の今年の対日輸出は主要品目が軒並み急減している。9月までで石油製品と無線通信機器、鉄鋼製品は2桁の下げ幅で、半導体と自動車部品も減少した。円安の影響で、日本で韓国製品が大幅に値上がりしたためとみられる。 一方、中国は2003年に米国も抜いて韓国の最大輸出先となった。今年1~10月の対中輸出額は対日の5倍以上だ。輸出全体に占める中国の割合は今年9月までで25.7%と、昨年より0.3ポイント高い また、香港向け輸出は、韓国の中国依存度が高まるのに伴い順位を上げてきた。ただ、今年の場合は、船舶の輸出があったことが大きい。 ベトナムへの輸出は、同国の輸出増加に伴い、中間財と原材料を中心に拡大してきた。韓国企業が生産拠点を中国からベトナムに移していることも要因だ。来年は香港を上回り、韓国の輸出先3位に成長する可能性が高い。  mgk1202@yna.co.kr
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