コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が2日発表した国際収支(速報値)によると、9月の経常収支は106億1000万ドル(約1兆2800億円)の黒字だった。黒字幅は前月より22億1000万ドル増、前年同月より31億6000万ドル増となった。 経常黒字は2012年3月から43カ月連続。1986年6月から38カ月続いた最長記録を更新し続けている。ただ、国内景気の低迷で輸入が輸出を上回るペースで減少したために貿易黒字が拡大する「不況型黒字」であることから懸念される。 9月の輸出は452億7000万ドルで、前年同月比10.8%減少したが、輸入は332億1000万ドルで同23.2%減少した。 不況型黒字はウォン高を招き、長期的には企業の輸出競争力に響くとの指摘がある。 9月の商品収支(貿易収支に相当)の黒字は120億6000万ドル。前月は88億9000万ドルだった。 サービス収支の赤字は17億3000万ドルと、前月(13億4000万ドル)より拡大した。このうち旅行収支は7億1000万ドルの赤字だった。赤字幅は前月より減ったものの、中東呼吸器症候群(MERS)の影響が完全には払拭(ふっしょく)されていないと判断される。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は、7億9000万ドルの黒字。利子収入の減少などで前月の黒字額(9億5000万ドル)より減った。 経常移転収支は5億ドルの赤字だった。 csi@yna.co.kr
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