大賞に選ばれた「感情の記憶」(提供写真)=(聯合ニュース)
大賞に選ばれた「感情の記憶」(提供写真)=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】韓国中部の忠清北道清州市で開催される清州国際工芸ビエンナーレに合わせた「清州国際工芸公募展」が、各国の新進工芸作家を発掘する場として定着しつつある。 大賞が5000万ウォン(約530万円)、金賞が2000万ウォンなど賞金が工芸公募展としては高額であることに加え、受賞者らにビエンナーレや国内外での交流展への参加チャンスを提供するなど、作家のマネジメントにも力を入れており、参加者は次第に増えている。 9月16日から今月25日にかけて開催された第9回清州国際工芸ビエンナーレに合わせた公募展では、陶芸家イ・インファ氏の作品「感情の記憶」が大賞に選ばれた。光を通すセラミックと通さないセラミックを用い、マーブリングとろくろ成形後に薄く削って材料の特性と自然の光を生かした作品に仕上げ、高い評価を得た。 今回の公募展は、6月から7月にかけオンラインで受け付けた33カ国の作家の作品872点を対象に、1次、2次審査を行い受賞作を選定した。大賞を含めた入賞作108点は清州国際工芸ビエンナーレの会場で展示され、約31万人の来場者に「躍動感あふれる展示」と好評を博した。 1999年の初開催以来、9回目となった今年の清州国際工芸ビエンナーレは「HANDS+拡張と共存」をテーマに行われた。次回は2017年に開かれる予定。 stomo@yna.co.kr
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