【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部は25日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染した60代の男性が同日未明に死亡し、死者が計37人に増えたと発表した。MERS感染による死者が確認されたのは7月10日以来。 男性はMERSウイルスの遺伝子検査で陰性となったが、後遺症の治療を受けていた。防疫当局により「状態不安定患者」に指定されていた2人のうち1人だった。防疫当局は男性について、「MERSにより肺移植も受けたが、病状が好転しなかった」と説明した。 男性は遅れてMERS感染が確認された。5月末、妻を連れて多数のMERS患者が発生したサムスンソウル病院を訪問。妻は自宅隔離となったが、男性は対象にならなかった。6月初めに発熱などMERSの症状が出たが、同月15日になるまでMERS感染が確定しなかった。 現在、韓国でMERSの感染状態にある患者は、陰性の診断を受けて一度退院した後に再び陽性反応を示した1人。 kimchiboxs@yna.co.kr
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