市民でにぎわうソウル市内(資料写真)=(聯合ニュース)
市民でにぎわうソウル市内(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が23日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比1.2%増加し、6四半期ぶりに0%台を脱した。2010年4~6月期(1.7%増)以来の高水準となった。 輸出の不振が続いているものの、中東呼吸器症候群(MERS)で冷え込んだ消費者心理が持ち直し、内需が成長をけん引した。李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁も先ごろ、「7~9月期の経済成長率はこれまで予想していた方向に進んでいる」と、1%台回復を予告していた。 韓国銀行が7月に発表した成長率見通し(1.1%)も上回った。 韓国の前期比成長率は、昨年1~3月期の1.1%から4~6月期に0.5%に落ち込み、5四半期連続で0%台にとどまっていた。特に今年4~6月期は輸出の不振に干ばつとMERSの影響も重なり、成長率は0.3%に低下した。 一方、前年同期比の成長率は、昨年1~3月期に3.9%を記録した後、5四半期で下がり続けた。今年4~6月期は2.2%まで低下したが、7~9月期は2.6%と上向いた。 7~9月期を部門別にみると、民間消費は耐久財とサービス消費を中心に前期比1.1%増加した。建設投資は建物建設と土木建設の好調で4.5%の伸びを見せた。しかし、輸出は液晶ディスプレーや化学製品、船舶などが振るわず、0.2%減少した。 韓国銀行は7~9月期の成長率の回復について、「輸出は減少したが、民間消費が増加に転じ、建設投資と設備投資は伸び率を拡大した」と説明した。 7~9月期の実質国内総所得(GDI)は前期に比べ1.0%増加した。増加率は前期から変わっていない。 mgk1202@yna.co.kr
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