【ソウル聯合ニュース】韓国・現代自動車の李元熙(イ・ウォンヒ)財経本部長(社長)は22日、7~9月期の業績発表会で、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がディーゼル車の排ガス試験で不正を行った問題による自社の利益はほとんどないとの見方を示した。 李社長はその理由について「グローバル市場では主に日本メーカーと競っているため」と説明。近ごろ欧州販売が大きく伸びたことについては、VWの不正問題が原因ではなく新車の発売によるものだとした。 また、9月と10月の韓国販売の推移を分析しても、特異な事項は見当たらなかったとし、VW問題による大きな利益は期待していないと述べた。 李社長はただ、VW問題を受けた各国でのディーゼル車規制強化などで環境対応車(エコカー)の成長スピードが速まるとの見方を示し、「市場の拡大に合わせてエコカーを攻撃的に発売する予定だ」と述べた。収益性を確保するため、コスト削減と新技術開発に向けた研究開発(R&D)投資に力を入れる方針だ。 stomo@yna.co.kr
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