「韓国コカ・コーラは外資系企業だろうか、LG企業だろうか」。これは現在、韓国内のポータルサイトに掲載されている質問文の題目だ。
「韓国コカ・コーラは外資系企業だろうか、LG企業だろうか」。これは現在、韓国内のポータルサイトに掲載されている質問文の題目だ。
「韓国コカ・コーラは外資系企業だろうか、LG企業だろうか」。これは現在、韓国内のポータルサイトに掲載されている質問文の題目だ。

 2007年、LG生活健康がコカ・コーラ飲料を買収し、コカ・コーラというブランド自体を国内企業と誤解するケースが頻繁に発生している。しかし、これは誤ったもので、米国のコカ・コーラの韓国法人であるCoca-Cola KoreaがLG生活健康の子会社であるコカ・コーラ飲料の持分10%を保有しているだけだ。コカ・コーラ飲料の残りの持分90%はLG生活健康が保有している。コカ・コーラコリアは10%の持分を持つコカ・コーラ飲料に原液を供給し、毎年数千億ウォンの利益を出している外資系企業だ。

 飲料業界では、コカ・コーラコリアがコカ・コーラ飲料に独占的に原液を供給しているように、両者の契約に置いて“甲-乙”関係が形成されているという声も出ている。

 19日、金融監督院電子公示システムによると、コカ・コーラ飲料はことし上半期だけで901億8300万ウォン(約96億円)の原液購入代金をコカ・コーラコリアに支払った。これは昨年同期間の877億6700万ウォンより約3%増えた数値だ。昨年コカ・コーラ飲料が購入した原液を合わせると、合計1702億ウォン(約181億円)に達する。この金額も前年同期より12億ウォン増えた数値だ。

 現在、コカ・コーラコリアとコカ・コーラ飲料は「原液購入契約と関連して、従属企業であるコカ・コーラ飲料(株)は日程要件充足時、CCKCから年間売り上げ実績により奨励金(Performance incentive)を支給される」といった内容の契約を結んだ状態だ。

 コカ・コーラコリアは2008年から5年間、コカ・コーラ飲料に毎年100億ウォン(約10億7000万円)ずつの奨励金を支給しているが、2013年にはこれを75億ウォン(約8億円)に削減した。昨年はまったく支払われていない。

 原液購入代金が増えても、かえって売り上げ実績に伴う奨励金は受けることができないのだ。通商売り上げ実績に伴う奨励金は原材料買い入れ金額で差し引きし、未収金として財務諸表に計上される。

 これに対して飲料業界では、原液を提供するコカ・コーラコリアが甲の位置にあるとみたら、コカ・コーラ飲料の立場では多少不利な条件の契約を受け入れるほかはなかったと見ている。

 2社の原液購買契約は5年ごとになされる。 原液は米コカ・コーラ本社に所属したコカ・コーラコリアが国内で作った後、独占契約を結んだコカ・コーラ飲料に提供される。コカ・コーラ飲料としては、原液に対する代案がないため、契約条件に反旗を翻すことも難しい状況だ。

 コカ・コーラコリアの関係者は「コカ・コーラ飲料の持分10%を保有しているだけで、実質的には別個の会社」と短く答えた。


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