北朝鮮、保衛部にも外貨稼ぎ機関を設置

北朝鮮の秘密警察および情報機関の役割を担っている国家安全保衛部内にも「外貨稼ぎ」担当機関が設置されたと伝えられたと7日、米国自由アジア放送（RFA）が報じた。

　RFAは北朝鮮の消息筋を引用し「中央はもちろん、各地方保衛部にもこの機関が設置された」とし「これは非常に最近のできごと」と伝えた。

　この消息筋は「国全体が外貨が忙しくなった（不足している）ことはすでに知っている」とし、今回の保衛部の外貨稼ぎ機関設置の背景を説明した。

　中国の消息筋もRFAに「外貨稼ぎの駐在員の中には保衛部から派遣された人々が相当数いるとわかっている」とし、「彼ら保衛部の人々は今春から派遣され始めたようだ」と言及した。

　また同消息筋は「保衛部派遣の外貨稼ぎの駐在員は純粋な外貨稼ぎ労働者というよりは、他の駐在員の動向を監視、統制する任務を帯びているだろう」と主張したと、RFAは伝えた。