記念式典で演説する朴大統領=(聯合ニュース)
記念式典で演説する朴大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日、陸海空三軍統合本部がある忠清南道の鶏竜台で行われた「国軍の日」の記念式典で演説し、北朝鮮に対し「民族の運命を危うくし、世界平和の足かせになっている核開発と長距離弾道ミサイル開発を直ちに中止しなければならない」と述べた。 朴大統領は北朝鮮が核にこだわる限り孤立が深まるだけで、経済発展の道も決して開かれないと指摘。「対決ではなく対話の場に出れば、韓国や国際社会は北の経済再建を積極的に支援する」として、「核を放棄し、われわれと国際社会が差し伸べる手を握ることを期待する」と呼びかけた。 朝鮮半島をめぐる安全保障情勢については、「極めて厳重」とした上で、「将兵らの愛国心と国民の安保への意志がいかなる兵器より重要な国防力の基盤であり、最高の兵器」と強調した。 また8月に発生した北朝鮮による地雷爆発事件や砲撃事件を取り上げ、「原則を守る断固とした対応だけが挑発の悪循環を断ち切る道であることを確認した」と力説。「若い将兵らが除隊の延期を申請したほか、予備役は入隊の意思を示し、国民には感動を、北には強さを見せつけた」と評価した。その上で、「あらためて感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。 朴大統領は来年の国防予算を政府財政支出の増加率より高く編成し、戦力確保と兵営文化の革新を積極的に支援していくとの方針も明らかにした。 kimchiboxs@yna.co.kr
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