【ソウル聯合ニュース】包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効促進会議が29日(米東部時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれ、北朝鮮の新たな核実験の中止とすべての核開発計画の放棄を促す宣言文を採択した。韓国外交部が30日、明らかにした。 あらゆる空間での核実験を禁止するCTBTは1996年に国連総会で採択された。これまでに183カ国が署名したが、発効要件国のうち米国や中国、北朝鮮など8カ国がまだ批准していないために未発効の状態だ。 発効促進会議の宣言文は、北朝鮮の核開発計画に深刻な懸念を示した上で、「北朝鮮はあらゆる追加核実験を中止し、国連安全保障理事会のすべての関連決議と(6カ国協議の)2005年9月19日の共同声明を完全に順守するよう促す」とした。 外交部によると、宣言文は2013年の会議に比べ北朝鮮の核に関する内容が強調された。同部は「10月にも北によるミサイル発射と核実験の脅威があるとされる状況で、CTBT当事国は適切な時点で北に向け強いメッセージを送った」と評価した。 宣言文には、北朝鮮を含め発効要件国の8カ国に速やかな署名または批准を促す内容も盛り込まれた。 mgk1202@yna.co.kr
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