【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日(現地時間)、国連本部のある米・ニューヨークに到着した。 朴大統領が国連本部を訪問するのは就任後3回目で、国連総会に参加するのは昨年に続き2回目となる。 朴大統領は26日午前に国連サミットで基調演説を行い、首脳外交を始める。演説時間は日本時間で25日夜になる見通しだ。 今回の国連サミットでは2016年から30年までの国際社会における新たな開発目標「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択される見通しで、朴大統領は演説で同アジェンダの履行を成功させるための戦略案を提示する予定だ。 訪米中に朴大統領は韓国で1970年代に展開された農村改革運動「セマウル運動」の経験を共有する「セマウル運動高官級特別行事」に出席するほか、米シンクタンク代表との会合や国連総会での演説などの日程を消化する。 首脳外交では北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射や4度目の核実験など、新たな挑発を抑止することに焦点が当てられる見通しだ。朝鮮半島の安全保障問題の根本的な解決策として掲げている平和的な南北統一の必要性もアピールするとみられる。 また、パキスタンやデンマークなどとそれぞれ首脳会談を行う。このほかニューヨークの韓国文化院を訪れ、「K―カルチャー体験館」の開館イベントに出席し、世界文化の中心地であるニューヨークを韓流ブーム拡大の拠点として活用する意向を示す。  yugiri@yna.co.kr
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