【ソウル聯合ニュース】米軍の最新鋭原子力空母「ロナルド・レーガン」(10万4200トン)が来月中旬に韓国の釜山港に入港する。韓国軍関係者が24日、明らかにした。 F22戦闘機の来韓時期と重なり、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の脅威に対する強い警告メッセージになるとみられる。 軍関係者によると、空母は10月18日に釜山の沿岸で開催される光復(日本による植民地支配からの解放)70年を記念する観艦式に参加する。 米軍は同空母のほかに巡洋艦1隻と駆逐艦2隻の計4隻を派遣する計画。 観艦式は10月18日から23日まで海軍の釜山作戦基地や五六島~松亭海域で行われ、35カ国の海軍代表を含む約5万人が参加する。 同空母は、戦闘攻撃機スーパーホーネットやEA6B電子戦機、早期警戒機E2Cなど、約80機の軍用機を搭載できる。 2007年と08年に続き3回目の釜山入港となる。 米空軍は10月20~25日にソウルで開かれる「国際航空宇宙および防衛産業展示会」(ソウルADEX2015)にF22戦闘機2機と無人偵察機「グローバルホーク」を派遣するとされる。 北朝鮮が朝鮮労働党創建70周年記念日(10月10日)前後に事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性が高まる中、米国が中核戦略資産を韓国に派遣することで、北朝鮮に強力な警告メッセージになるとの見方が出ている。 軍関係者は「米軍がロナルド・レーガンをはじめ戦略資産を韓国に派遣するのは、北の追加挑発を座視しないという韓米同盟の強力な抑止の意志を誇示する狙いがあると考えられる」と説明した。 sjp@yna.co.kr
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