監視カメラ(資料写真)=(聯合ニュース)
監視カメラ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国陸軍本部は23日、国会国防委員会に業務報告資料を提出し、南北軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)の見張り所63カ所に計200台の熱画像監視カメラを年内に設置する計画だと明らかにした。すでに予算を編成し、先月発注を終えたという。 1カ所につき3台設置するが、監視の死角が多い見張り所にはもう1~2台多く設置する方針だ。 軍は2005年、見張り所に監視カメラを設置したが、昼間の監視用のため、暗い夜間には十分な監視ができていない。熱画像カメラに取り替えることで、暗闇の中でも数百メートル先まで監視が可能になると期待される。 これまで北朝鮮の軍人が軍事境界線を越えて韓国軍の見張り所に接近し、亡命するケースが繰り返されるなどし、DMZでの監視に穴があると指摘されていた。 陸軍はあわせて、2006年から昨年までに10部隊を解体し、11部隊の再編を行ったと報告した。ただ将軍(大将、中将、少将、准将)は442人から441人に1人しか減らず、軍組織のスリム化にはつながらなかったと指摘される。同期間に兵力は約5万1000人削減され、幹部は約1万3000人増員された。 stomo@yna.co.kr
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