独フォルクスワーゲン=(聯合ニュース)
独フォルクスワーゲン=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】独フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車が米国で排ガス規制を逃れるため不正なソフトウエアを搭載していた問題に関連し、韓国政府は韓国内で販売されているVWの当該車種に対し調査を実施することを決めた。 韓国国土交通部の関係者は23日、「問題があるVWの車種について、燃費調査を通過したものでも再度調査する方針だ」と明らかにした。業界によると、国土交通部の燃費調査の対象は今年21車種で、VW傘下アウディの「A3」と「A7」が含まれる。2車種はいずれも調査に合格している。 政府が燃費検査に合格した車種を再調査するのは極めてまれだ。問題を深刻に受け止めていることがうかがわれる。 VWの不正問題に絡む米国でのリコール(無料の回収・修理)対象車のうち、VW「ゴルフ」と「ジェッタ」、アウディ「A3」の3車種が韓国でも販売されている。韓国では先月までに、ゴルフが789台、ジェッタが2524台、A3が3074台の計6387台が販売された。 環境部も来月、これら3車種の排ガスを検査する計画だ。同部関係者はVWグループが米国以外の国でも規制回避の不正を行ったかについて「可能性は高いとみている」と述べた。 問題のディーゼル車は世界で1100万台に上る可能性があり、韓国でも対象車両は数万台との見方も出ている。これに関しVWの韓国法人側の立場表明はない。 1~8月に韓国の輸入車市場でVWのシェアは15.6%、アウディは12.6%だった。業界はドイツ車をはじめとする輸入車への信頼の低下と販売減少を懸念している。 mgk1202@yna.co.kr
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