【ソウル聯合ニュース】韓国・現代自動車傘下、起亜自動車の労働組合が賃上げなどをめぐる労使交渉の難航を理由に約3万4000人の全組合員を対象にストライキの賛否を問う投票を行い、16日にスト実施を可決した。 起亜の労組は今年の交渉で、基本給の15万9900ウォン(約1万6400円)引き上げなどを要求している。実際にストを決行すれば、4年連続となる。 現代自動車の労組も9日に、組合員の賛成多数でストを可決した。これら現代自動車グループ主力2社の労使交渉が円滑に進まなければ、同グループは下半期の経営に少なからぬ打撃を受ける可能性がある。 一方、韓国の完成車メーカー5社のうち、双竜自動車とルノーサムスン自動車、韓国GMの3社は今年の賃金団体交渉を終えている。 業界関係者は17日、「一般的に7~9月期以降は自動車販売が急増するため、労使交渉が長引けばマイナスの影響を及ぼしかねない」と話した。さらに、韓国経済に占める自動車産業の大きさを考えると、景気全般への影響も懸念されるとした。 mgk1202@yna.co.kr
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