“新体操の妖精”ソン・ヨンジェ、ミス続きで世界選手権11位も…リオ出場確定

“新体操の妖精”ソン・ヨンジェ（21、延世大）がミスで崩れたものの、リオデジャネイロ五輪への出場は獲得した。

ソン・ヨンジェ の最新ニュースまとめ

　ソン・ヨンジェは12日（日本時間）、ドイツで開催された国際体操連盟（FIG）2015世界選手権大会の個人総合決勝で、総合69.998点で11位に留まった。上位15位内に入ったソン・ヨンジェは、2016年のリオデジャネイロ五輪への出場権を獲得した。

　ソン・ヨンジェの不振の原因はミスだった。こん棒で18.233点だったが、残りの3種目全てで大きなミスがあった。ソン・ヨンジェはフープを高く上げて体を通過させる過程でミスが出て、フープをつかんでしまって減点され、18.166点だった。

　続くボールでも、左手から右手に移動させる際にボールを落としてしまって17.483点となり、普段の点数にはるかに及ばなかった。

　リボンがよじれ、全体的な演技まで思わしくないなど、大小のミスが続いたリボンでも16.116点となり、普段の点数より2点近くも低い点数だった。

　ミスが続いたソン・ヨンジェは、全ての演技が終わるとコーチの胸で涙を見せた。しかし韓国人選手としては初の2大会連続で五輪出場を果たしたソン・ヨンジェは、来年の五輪の舞台での挽回が期待されている。