【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が8月25日の南北合意や訪中の成果などで急上昇する支持率を追い風に、積極な外交メッセージを送る一方、韓国経済の活性化に向けた改革を促している。 朴大統領は今月4日、訪中を終えて帰国。6日に北朝鮮による地雷爆発事件で負傷した兵士を見舞った。 7日は支持基盤の大邱を訪れ、「朝鮮半島と北東アジアの平和、発展へ一層の外交力を発揮し、国内では経済活性化と国の未来のため改革にまい進しねければならない」と呼びかけた。特に労働改革の推進については、この日に続き9日も仁川で支持を求めた。 8日は感染症の予防に向けた協力を話し合う世界健康安全保障アジェンダ(GHSA)高官級会議の夕食会、9日は多国間安保協議の「ソウル安保対話」の開幕式、10日は「ユーラシア交通物流国際シンポジウム」の開幕式に出席した。これらの場では朝鮮半島の統一と平和、ユーラシア・イニシアチブなど、韓国政府が掲げる主要な外交構想に関連したメッセージを内外に向け発信した。 朴大統領の支持率は今月4日の発表で54%と、今年に入り初めて50%を超え、昨年4月の韓国旅客船沈没事故後で最高を記録している。この勢いに乗って、力強く外交活動を展開し、改革に弾みをつけようとする意志がうかがえる。 南北間の軍事的な緊張はひとまず緩和され、南北合意が履行され始めている。さらに来月16日には韓米首脳会談という重要な外交日程も控える。  mgk1202@yna.co.kr
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