【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のチョ・ボグン国防情報本部長は10日、北朝鮮が今年に入ってから起爆実験を行っていないと明らかにした。起爆実験は核兵器の小型化に必須となるもので、北朝鮮はこれまで活発に行ってきた。北朝鮮が相当な核弾頭小型化技術を確保した兆候とも考えられることから、情報当局は注視しているようだ。 チョ本部長は同部で開かれた国会国防委員会による国政監査で、与党セヌリ党議員の質問に答える形で起爆実験について言及した。 北朝鮮は平壌の実験場で高爆発力と小型化技術の蓄積に向けた起爆実験を繰り返してきた。北朝鮮は内爆型(爆縮型)起爆装置開発のため、1980年代後半から100回以上の起爆実験を行ったとされる。 これと関連し、国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は国政監査の答弁で「北が自ら核兵器の多種化、小型化、精密化を継続するとしたため、その可能性を踏まえて綿密にウオッチしている」と述べた。 一方、情報当局は、北朝鮮が4回目の核実験に踏み切る場合、爆発規模は最低でも10キロ~15キロトン以上になると見込んでいる。 北朝鮮の核実験の爆発規模は、2006年の1回目実験は1キロトン以下、09年の実験は3キロ~4キロトン、13年の実験は6キロ~7キロトンと推定されている。 stomo@yna.co.kr
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