【南楊州聯合ニュース】韓国・ソウル周辺の京畿道と同道南楊州市が共催するスローライフ国際大会の開幕が約1カ月後に迫っている。 大会は10月8~17日に南楊州市で「Good Food,Good Life」をテーマに行われる。京畿道の31市・郡とそのほかの17市・道、海外からは約40カ国の代表団や観光客が参加する見通しだ。 スローライフは、伝統的な食文化や食材を見直す「スローフード」を日常生活や文化にまで広げるもので、健康と環境、共感という三つの価値から幸せを見いだし分かち合うという気持ちが込められている。◇スローウォーキングで低所得者に寄付 世界中の人が食卓を分かち合うというスローガンに基づき、大会組織委員会は分かち合いの精神を実践しようと、スローウォーキングコース「天使の通り」を設置した。会場までの1.4キロを歩いた来場者に1004点のマイレージを与える。これは1004ウォン(102円)に換算され積み立てられ、低所得層のために用いられる。◇世界各国の食を体験 大会は開幕式の後、学術、教育体験、展示販売、公演、飲食などに分けて進行される。 有名シェフのフードショーを観覧できるほか、世界各国の街角の食べ物や伝統的な食材、世界のワインやビールに出会うことができる。 また、陶磁や革、木、ガラス、繊維などさまざまな素材を使って活動する工芸・デザイン分野の作家約60人のハンドメード作品が展示販売される。◇スローライフの三大価値を知る スローライフの三つの価値である健康と環境、共感は、朝鮮王朝時代後期の実学者だった丁若鏞(チョン・ヤクヨン)の「三農思想」に根ざす。組織委員会はこれに基づき、分かち合いや配慮などを学ぶ企画を準備した。7月末には大会に関心をもってもらおうと、ソウル市内でフォーラムを開いている。 会期中のプログラムのほとんどは市民の自発的な参加により進行される。生産・消費者団体が大会の先頭に立ち、高校生や大学生の記者団が取材と広報を担当する。 mgk1202@yna.co.kr
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