【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルで開かれた世界健康安全保障アジェンダ(GHSA)高官級会議は9日、GHSAの精神とビジョンを盛り込んだ「ソウル宣言文」を採択し閉幕した。 今回の会議には47カ国の閣僚・高官や世界保健機関(WHO)の専門家らが参加。感染症の予防に向けた協力について話し合い、「保健安保、官民パートナーシップ」を主題とした公開フォーラム、グループ別会議や行動計画会議、閣僚級会議などが行われた。 宣言文は「グローバル保健安保の目標達成のためには多様な主導者、多様な分野間での協力が成功の鍵」と説明。その上で、保健安保強化のための「行動計画」11項目を提示した。 保健福祉部の鄭鎮ヨプ(チョン・ジンヨプ)長官は閣僚級会議後の記者会見で「ソウル宣言文は今後のグローバル保健安保のために全会員国の合意を導き出したもの。保健安保のための国際社会における最初の約束だ」と評価した。 また「宣言文はGHSAのビジョンと精神を明確に盛り込み、これを行動に移そうというもので、多国籍・多分野・生物の安保などを最優先にし、国際的な協力をしようという意味」と説明した。 米保健福祉省のバーウェル長官は「先進7カ国(G7)はGHSAの目標を達成し国際保健規則の完全な履行のため、少なくとも60カ国を支援することを決めた」とした上で、「米国も今後5年間で少なくとも30カ国に対し支援を提供するだろう」と話した。 yugiri@yna.co.kr
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