セウォル号事故が巡り巡って釣り船“トルゴレ号”事故へ

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セウォル号事故が巡り巡って釣り船“トルゴレ号”事故へ
セウォル号事故が巡り巡って釣り船“トルゴレ号”事故へ

済州島(チェジュド)北方にある楸子島(チュジャド)付近の海上で釣り船“トルゴレ号”が転覆する事故が発生し、大韓民国は再び海上事故安全問題システムの抜かりが露わになった。(提供:news1)

 セウォル号の事故後、政府が国民安全署を発足させるなど、安全対策強化に出たものの、済州島(チェジュド)北方にある楸子島(チュジャド)付近の海上で釣り船“トルゴレ(=イルカの意)号”が転覆する事故が発生し、大韓民国は再び海上事故安全問題システムの抜かりが露わになった。

 トルゴレ号転覆事故は、セウォル号事故と比較すると、事故原因や海洋警察当局の緩慢な対応は似ているが、船長の救助活動など差が見られる部分もある。

 似ているようで似ていないセウォル号事故と今回のトルゴレ号事故について比べてみた。
○再び逃したゴールデンタイム

 海洋警察のぐずついた対応により、とんでもない人命被害が発生したセウォル号事故とトルゴレ号事故は、救助当局の初期誤判でゴールデンタイムを逃したという点は共通している。

 6日午前6時40分ごろ、楸子島付近の海上で釣り船トルゴレ号(9.77t)が転覆し、救助に出た釣り船よって発見された。

 行方不明の連絡を受けてから11時間後のことだった。

 甲板上にいた生存者3人は救助されたが、10人が死亡し、8人はまだ行方不明である。

 7日、済州海洋警備安全本部のソン・ギジュ警備安全課長がトルゴレ号の乗船者家族にブリーフィングした内容を見ると、5日午後8時40分ごろにトルゴレ号の通信が途絶えたという連絡が楸子安全センターに入ったが、済州海洋警備安全署の状況室に連絡が入るまで23分かかっている。

 これについてソン課長は「釣り船の場合は信号間違いが多いため、確認作業をしていて状況室への連絡が遅くなった」と述べた。

 海洋警察の事故初期誤判による対応によって、ゴールデンタイムを逃してしまったという批判を避けられないと見られる。

 セウォル号沈没が大きな事故につながった理由も、救助活動への着手など初動対応が遅れた結果であった。

 セウォル号事件に対する法的判決文などによれば、海洋警察庁本庁と西海海洋警察庁、木浦(モッポ)海洋警察署など海洋警察救助本部は事故発生以降、関連マニュアルに従ってセウォル号との交信を続けなければならないにも関わらず、きちんと守らなかったという。

 その結果、海洋警察などの救助当局では、事故発生から30分間、船長ら乗務員を通じて乗客の甲板集合及び退船指示などに必要なゴールデンタイムを全て逃してしまった。
○再び現れた“安全不感症”

 トルゴレ号が出港する際に海洋警察に提出した乗船名簿には22人が記載されていたが、その中の一部は船に乗っていないことがわかった。救助された乗客の中には名簿に名前のない人も出てきた。

 海洋警察当局の出入港管理がおろそかだったことにより、初期救助に混乱を招かざるを得なかったと指摘されている。

 その上、トルゴレ号の乗船者は、天候が悪いにもかかわらず大部分が救命胴衣を着用していなかった。

 済州海洋警察が7日、トルゴレ号乗船者家族にブリーフィングした内容を総合すると、船に乗った23人のうち、死者の6人、救助者3人が救命胴衣を着用していなかったという。

 死者10人のうち6人が救命胴衣を着用せず、残り4人は救命胴衣ではない釣り用の簡易胴衣を着用していたという。

 釣り管理及び育成法第29条(釣り船業者などの安全運行義務等)によると、釣り船業者及び船員は安全運行に必要な場合、釣り船に乗船した乗客など乗船者全員に救命胴衣を着用するようにしなければならない。船長はこれを守らない乗客の乗船を拒否しなければならない。

 セウォル号も“安全不感症”が生み出した事故だった。

 セウォル号は事故当日の昨年4月16日に最大貨物積載量1077tの2倍に及ぶ計2142tの貨物を積んで、平衡水などを1308t削減して運行していた。
○トルゴレ号船長は最後まで救助して死亡、セウォル号船長は最初に救助されて生存

 「海洋警察がすぐに救助に来てくれる。耐えましょう。私の手をつかんでください。」

 転覆したトルゴレ号からキム・チョルス船長(46)が他の乗船客に伝えた生前最後の言葉だ。

 乗船客の救助に尽くしたキム船長はうねる波に飲まれて、6日午後、事故現場海域で遺体となって発見された。

 トルゴレ号生存者のイ氏(49)の証言によると、キム船長は転覆した船から1人でも多く助けようと努力していたという。

 数百人の乗客を置いて操舵室の船員らと共に先に脱出したセウォル号のイ・ジュンソク船長とは比べものにならない。

 海洋警察が昨年4月28日に公開したセウォル号沈没時に最初に救助された様子の動画を見ると、イ船長は操舵室の船員らと共に最初に船を離れて救助されていた。

 イ船長は下着姿で船から出てきて、船員らは海洋警察が救命艇を広げる前に海洋警察の救命艇に上がったことがわかった。

 その後、殺人などの容疑で起訴されたイ船長は控訴審で無期懲役の判決が下され、最高裁に上告している。

2015/09/07 23:15配信  (C)WoW!Korea


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