昨年ソウルで行われたキムチ漬けイベント=(聯合ニュース)
昨年ソウルで行われたキムチ漬けイベント=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国ヤクルトが4日、キムチを漬けて一人暮らしの高齢者らに配る社会貢献事業を今年から行わないことを発表した。 同社は2001年から毎年11月に従業員の女性らがキムチを漬け、一人暮しの高齢者などに配る事業を行ってきた。01年は小規模だったが、04年からは規模が拡大され、全国の6都市で行われるようになった。これまでに従業員が漬けたキムチは2087トンに及び、延べ27万5000世帯以上に配られた。 韓国ヤクルト関係者は同事業を中止する理由について、「キムチを配る行事はわれわれが最初に行ったが、すでに多くの地方自治体や企業なども実施するようになり、普遍化した」とした上で、「われわれがうまくできる別のことを探してみることに決めた」と説明。同事業が広まり満足していると話した。 ただ、一部からは同事業がソウル市や政界が参加する政治的イベントに変質したため同社が事業の継続を中断したとの見方も出ている。同事業は11年からはソウル市と韓国ヤクルトの共同主催となり、昨年はソウル市が単独主催しヤクルトは主管となった。また、政治家が参加することで政治色が強くなったとの声が上がっていた。 yugiri@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0