中国を2泊3日で訪問中である韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、中国・北京に到着後、中国の指導部から手厚い歓待を受けているという。(提供:news1)
中国を2泊3日で訪問中である韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、中国・北京に到着後、中国の指導部から手厚い歓待を受けているという。(提供:news1)
中国を2泊3日で訪問中である韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、中国・北京に到着後、中国の指導部から手厚い歓待を受けているという。

 中国指導部はまず、両国間の緊密な関係を考慮して、3日の抗日戦争・反ファシスト戦争勝戦70周年記念行事へ出席のために訪中した他の国家首脳とは別に、1日前である2日に朴大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談開催の日程を組む“配慮”をした。

 特に中国の権力序列1位の習国家主席、2位の李克強首相と連続での会談を行なった。また戦勝行事参加国の中で唯一、習国家主席と“1対1特別午餐”が行われた。

 チュ・チョルギ外交主席は「中国権力序列の2トップとの会合に続き、特別午餐まで中国側の異例な歓待があった」と述べた。

 この日午前11時51分に天安門左に位置する人民大会堂で開かれた中韓首脳会談では、予定時間の20分をはるかに超える34分間行われ、すぐに両国首脳だけの“特別午餐”へと続いた。

 この日の首脳会談では、会談が途切れないよう逐次通訳ではなく同時通訳で進められ、両サイドでの活発な議論が行われた。

 通常、首脳会談では相手の意図を把握するために逐次通訳で進められるのが外交的慣例である。しかしすでに6回の会談を通じて厚い信頼関係を築き上げてきた二人には“活発な議論”のために負担なく同時通訳が選ばれたという。

 これについて大統領府関係者は「同時通訳で進められ、34分間行われたが、1時間以上の会談の効果があった」と述べた。

 首脳会談に続いて行われた“特別午餐”でも朴大統領に対する中国側の厚い歓待と配慮があった。

 大統領府関係者によると、習国家主席は戦勝行事参加のため訪中したカザフスタン、ラオス、カンボジア、セルビアの首脳とは会談の時間を設けたが、この日習国家主席は“特別午餐”の時間を設けたのは朴大統領だけだという。

 戦勝節当日の3日には、軍事パレード終了後に参加国の首脳と午餐レセプションがあり、習国家主席と二人きりの“特別午餐”は参加国の中でも朴大統領のみと予想される。

 この日人民大会堂で12時27分から午後1時31分まで104分間にわたった午餐で、中国側は朴大統領の愛称曲である韓国グループ「コブギ」の「Bingo」を演奏させるといった細かな配慮があった。

 さらに、韓国の「アリラン」やドラマ「チャングムの誓い」OSTから「オナラ」、ドラマ「星から来たあなた」OSTから「マイ ディスティニー」などと共に韓国人になじみ深いテレサ・テンの「甜蜜蜜」や「夜来香」などが演奏された。

 昨年7月に習国家主席の訪韓の際には、大統領府国賓晩餐で習主席の夫人、彭麗媛氏の代表曲である「在希望的田野上」が演奏されていた。

 大統領府内外では「朴大統領が習国家主席との首脳会談及び午餐に続いて李首相まで会談するなど密接になった中韓関係を誇示した」という評価が出ている。

 朴大統領と習国家主席は、昨年7月の習国家主席の訪韓時に、韓国家具博物館で“特別午餐”を行なったことがある。2013年6月の朴大統領の訪中時にも釣魚台で特別午餐”を行なった。

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