【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と中国の習近平国家主席は2日、北京の人民大会堂で首脳会談を行い、韓中日3カ国の協力問題と関連し、「今年10月末から11月初めを含むそれぞれが都合の良い時期」に韓国で韓中日首脳会談を開催することで意見が一致した。韓国青瓦台(大統領府)が伝えた。 韓中首脳の合意により、3年以上途絶えている3カ国首脳会談再開の見通しが高まった。中国は日本との歴史問題や領土問題を3カ国協力の正常化と結びつけ、3カ国首脳会談の早期開催に慎重な立場を見せてきた。また、安倍晋三首相による戦後70年談話が発表される前まで、会談の具体的な日程などを協議することを保留する態度を見せていた。 習主席が3カ国首脳会談の開催に意欲を示したことにより、今後は会談開催に向け、3カ国の政府による実務調整が本格的に進むものとみられる。 首脳会談後に行われたナンバー2の李克強首相と朴大統領の会談ではさらに具体的な協議が行われた可能性もある。 韓国政府は3カ国首脳会談に象徴される韓中日協力体制の回復を主導し、北東アジアにおける外交的な立場を強化するため、これまで会談開催に総力を挙げてきた。  韓国で3カ国首脳会談が開催されれば、朴大統領と安倍首相による首脳会談の開催も自然な流れとなり、冷え込んだ韓日関係を改善するための活路になるものとみられる。 3カ国首脳会談は領土問題や歴史問題などにより日中関係が悪化したため、2012年5月に北京で行われた会談を最後に中断している。 yugiri@yna.co.kr
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