【北京聯合ニュース】中国訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は2日、北京の人民大会堂で李克強首相と会談し、6月に正式署名した韓中自由貿易協定(FTA)の早期発効に向け「最善の努力を傾ける」ことで一致した。 青瓦台(大統領府)によると、両氏はFTA効果の最大化に向け非関税障壁の解消に共に努力することや、民間レベルの貿易、投資をさらに活性化させることなどでも合意した。 また、両国は非関税障壁の解消に向け、韓国産業通商資源部と中国国家質量監督検験検疫総局間で品質検査や検疫分野での閣僚級協議体の新設を柱とする了解覚書(MOU)を締結した。 会談では韓中FTAを機に両国が一つの文化市場を形成し、これを土台に世界市場に共同進出することも話し合われた。具体策としては▼放送コンテンツの共同制作および共同配給▼閣僚級文化政策協議体の新設▼協力拠点創設――などが挙げられた。 また、韓国のベンチャーキャピタル「韓国ベンチャー投資」と中国国家開発銀行の子会社、国開金融有限責任公司(CDBC)が2000億ウォン(約202億円)規模のベンチャーファンドを創設し、文化コンテンツ、スポーツウエア、消費財などに投資することで合意した。今月中に協力MOUを締結し、年内にファンド設立を終える計画だ。  ikasumi@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0