人民大会堂で行われた韓中首脳会談=2日、北京(聯合ニュース)
人民大会堂で行われた韓中首脳会談=2日、北京(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は2日、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で首脳会談を行った。 朴大統領は冒頭発言で「朝鮮半島の緊張を解消する上で、中国が韓国と緊密に疎通しながら建設的な役割を果たしている」と述べ、感謝の意を示した。 続けて、先ごろ南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)で北朝鮮が仕掛けた地雷が爆発し、韓国兵2人が負傷した事件に言及。「北のDMZでの挑発は、いつでも(南北間で)緊張が高まり得るという朝鮮半島の安全保障の現実を見せつけ、朝鮮半島の平和がどれほど切実であるかを示した」と述べた。その上で、地域の平和のため韓中間の戦略的な協力と朝鮮半島の統一が重要だと強調した。 朴大統領と習主席の首脳会談は今回が6回目。朴大統領は、今会談は終戦70年、韓国の光復(日本による植民地支配からの解放)70年、南北分断70年に当たる歴史的な年に開催されるため、特に意味が大きいと評価した。 朴大統領は中国の「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」記念式典に出席するため同日、訪中した。首脳会談は20分の予定だったが、14分オーバーして34分間行われた。両首脳は会談後、すぐに一緒に昼食を取った。式典を主催する立場で多忙なはずの習主席が朴大統領のために特別に時間を割いたという点で、この昼食の席は異例といえる。 stomo@yna.co.kr
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