北側の積極的な態度が、離散家族の再会自体に目的を置いているというよりは、金剛山観光の再開など、他の目的を念頭に置いている可能性があるからだ。
来る7日、離散家族問題を協議するための実務者接触を板門店「平和の家」で開催するという韓国側の提案に、北朝鮮は提案からわずか1日で「応じる」との回答を出した。韓国側の対話提案に対し、無反応はもちろん、難色を示していた過去とは明らかに異なる反応だ。
北朝鮮専門家は「北朝鮮は、実務接触の前後に、金剛山観光の再開問題を協議するために南北会談を提案する可能性が高い」とし、「結局、離散家族再会と金剛山観光問題を”取引カード”として出してくるのではないか」と分析している。
また、北朝鮮は来る10月10日の党創建70周年を前に、南北対話を急ぐ可能性も提起されている。
過去、北朝鮮は2013年9月にも、韓国側が金剛山観光の再開に消極的な態度を見せると、すぐに予定されていた離散家族再会を一方的に延期。このような事例から、北の対話加速は「冷静に見る必要がある」との声が韓国国内で高まっている。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0