尹長官(左)とケリー長官=(聯合ニュース)
尹長官(左)とケリー長官=(聯合ニュース)
【アンカレジ聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が8月31日(現地時間)、米アラスカ州アンカレジでケリー米国務長官と会談し、「朝鮮半島の平和と安定に向け、中国の建設的な役割が重要」との見解で一致した。2人は同地で開催された北極関連外相会合への出席を機に会談した。 同席者によると、尹氏は朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領が9月3日に中国・北京で開かれる抗日戦争勝利70年の記念式典と軍事パレードへの出席を決めたことについて説明。ケリー氏は「十分に理解する」という姿勢を示した。 韓国政府は朴大統領の軍事パレード参観に関連し、韓米同盟の磐石な基礎の上に、北朝鮮に対する中国の影響力を活用する必要があるとの立場を米国側に説明してきた。 また両氏は、9月2日の韓中首脳会談と9月下旬の習近平中国国家主席の訪米、10月中旬の朴大統領の訪米と相次ぐ首脳会談を通じ、北朝鮮の非核化問題をはじめ、朝鮮半島の平和と安定に向けた緊密な戦略的対話を続けていくことに同意した。こうした対話の結果を基に、朝鮮半島の状況の変化も反映しながら、10月16日に予定されている韓米首脳会談で「新たな共同認識」が導き出されるよう論議を進めることにした。 ケリー氏は、韓米が先ごろの北朝鮮の挑発と南北合意の過程で緊密な協力を見せ、さらに協力の幅をさまざまな地域、グローバルな議題へと拡大しつつあると強調しながら、韓国を「最上のパートナー(superb partner)」と評価した。 両氏は北東アジアの平和と安定の増進に向け、韓中日、韓米日、韓米中など多様な形態の多国間協力を推進することに関しても話し合ったという。尹氏は北朝鮮の核能力の高度化を防ぐため、韓米中による協議を強化する案も提示したようだ。 mgk1202@yna.co.kr
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