北朝鮮のウォン・ドンヨン朝鮮労働党統一戦線部第1副部長が海外団体から賄賂を受け取ったという理由で粛清されたという新たな主張が出ている。(提供:news1)
北朝鮮のウォン・ドンヨン朝鮮労働党統一戦線部第1副部長が海外団体から賄賂を受け取ったという理由で粛清されたという新たな主張が出ている。(提供:news1)
北朝鮮のウォン・ドンヨン朝鮮労働党統一戦線部第1副部長が海外団体から賄賂を受け取ったという理由で粛清されたという新たな主張が出ている。

 精通した北朝鮮の消息筋は「ことし初め、国家安全保衛部が対南部署である朝鮮労働党統一戦線部を突然捜査した」とし、「海外同胞との事業で不正をしたという理由で多くの幹部が解任された」と28日、RFA(米・自由アジア放送)に明かした。

 また「統一戦線部に対する国家安全保衛部の捜査は、ことし1月にカナダの牧師イム・ヒョンス氏が逮捕されて明らかになった」とし、「イム氏が多くの事実を明かしたと聞いている」と伝えた。

 カナダでクンピッ教会を運営しているイム・ヒョンス氏は、ことし1月初めに経済協力事業のために北朝鮮に入って国家安全保衛部に逮捕され、スパイ容疑で現在北朝鮮に抑留されている。

 消息筋は「イム氏の事件をきっかけに国家安全保衛部が1か月近く、統一戦線部の捜査をしていた」とし、「この時に海外同胞から金を受け取った幹部が多く摘発された」と述べた。

 消息筋によると、解任された幹部はウォン・ドンヨン朝鮮労働党統一戦線部第1副部長以外に何人もいるが、具体的な身元は明らかにされなかったという。

 ウォン第1副部長はことし初め、全ての職から追放されたか、平壌(ピョンヤン)近隣の農村で革命化教育を受けているという事実が今月19日に確認されている。

 今月5日に平壌を訪れた金大中元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏を迎えた幹部も、対南ラインの核心人事だったウォン第1副部長ではなく、メン・ギョンイル第1副部長だった。

 李姫鎬氏がウォン第1副部長に会うことを望んだが、北朝鮮側がこのようなウォン第1副部長の動向を説明したと伝えられている。

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