韓国のウォーターパーク内で盗撮した容疑で逮捕されたチェ某氏(26、女)は犯行時、携帯電話ケースの側面に取りつけられた隠しカメラを利用したことが確認された。(提供:news1)
韓国のウォーターパーク内で盗撮した容疑で逮捕されたチェ某氏(26、女)は犯行時、携帯電話ケースの側面に取りつけられた隠しカメラを利用したことが確認された。(提供:news1)
韓国のウォーターパーク内で盗撮した容疑で逮捕されたチェ某氏(26、女)は犯行時、携帯電話ケースの側面に取りつけられた隠しカメラを利用したことが確認された。

 シャワー室内部を撮影するときは石鹸置き場の上に隠しカメラケースを置き、シャワーをするようにして被害者の疑いを避けたことが調査された。

 25日午後9時25分ごろ、全羅南道・谷城で性暴犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)容疑でチェ氏を逮捕し、調査をおこなっている京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)東部警察署はチェ氏からこのような陳述を確保したと26日、明かした。

 警察によるとチェ氏は昨年春、チャットアプリを通じて出会った身元不明の男性A氏と会って、同年7月ウォーターパーク盗撮の提案を受け、首都圏と江原道(カンウォンド)のウォーターパーク3か所、ソウルの野外プール1か所など計4か所に設置された女性シャワー室内を撮影した。

 チェ氏が女性シャワー室4か所で撮影した盗撮動画は185分に達した。警察は被害者は200人以上になるものと推算した。

 チェ氏はA氏から渡されたiPhone5のケース隠しカメラを利用し、シャワー室を撮影。この隠しカメラ装備は台湾で制作されたもので、側面にカメラが取り付けられた製品だ。

 チェ氏は、カメラ方向をシャワー中である被害者らに向けたまま、石鹸置き場の上に置いたり、携帯電話を90度の角度で寝かせたまま移動する手法を用い、疑いがかけられないよう撮影していたという。

 チェ氏は「それぞれのウォーターパークなどで撮影した映像を4回に分けてA氏に渡し、隠しカメラが取り付けられた携帯電話のケースも返した」と陳述したと伝えられた。

 撮影の代価としてチェ氏が受け取ったお金は1回当たり30~60万ウォンずつ計200万ウォン(約20万円)前後だと警察は明かした。

 チェ氏は自分の犯行を認めた一方で、A氏の身元については陳述を回避していることがわかった。

 警察関係者は「チェ氏がA氏を少なくとも4回以上会ったとしながらも、A氏の連絡先などについては『番号が頻繁に変わり、よく分からない』など、陳述を避けている」とし「チェ氏とA氏が単純な取り引きのために会ったのか、それ以上の関係なのかどうかは、まだ確認されていない」と述べた。

 警察はチェ氏に対する追加調査をおこなった後、27日に拘束令状を申請する方針だ。

 また、A氏が動画を海外成人サイトなどに流布したとみなし、同男性を追跡する一方で、映像を再流布したIP40個を摘発、捜査を続けている。


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