【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部の尹相直(ユン・サンジク)長官は25日午後、ソウル市内のホテルでエクアドルのナタリー・セリー生産・雇用・競争性調整大臣、ディエゴ・アウレスティア貿易大臣と会談を行い、両国の「戦略的経済補完協定」(SECA)の交渉開始を公式宣言した。 両国は高い水準の協定を目指し、早期妥結することで合意した。エクアドルはまだアジア地域の国と貿易協定を結んでいない。 産業通商部によると、全般的な交渉内容は自由貿易協定(FTA)と類似しているが、政治的な問題などにより別の名称を用いるようエクアドル側から要請があったという。 韓国とエクアドルの2014年の貿易規模は11億5000万ドル(約1374億円)程度で、それほど大きくないものの、エクアドルは南米有数の原油埋蔵量を誇り、最近4年間では平均5%台の安定した経済成長を持続している。 また、エクアドルは南米南部共同市場のメルコスール(MERCOSUR)とFTAを締結しており、現在、加入交渉を進めている。今後、韓国企業が中南米市場へ進出するための足がかりになる可能性が高い。 韓国はエクアドルに自動車、自動車部品、合成樹脂などを輸出し、原油、エビ、胴、アルミニウムなどを輸入している。両国の産業構造が補完的であるため、貿易協定が締結されれば双方の貿易や利益などが増加する見通しだ。  yugiri@yna.co.kr
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