【ソウル聯合ニュース】22日から25日まで断続的に開かれた南北高官協議で、韓国と北朝鮮は関係改善に向けた当局会談を定例化・体系化していくことで認識を同じくしたもようだ。   韓国統一部の高官は25日の会見で、南北関係の見通しについて「今がスタートだと思う。南北当局間の会談を定例化・体系化していく」 と述べ、こうした方向で北朝鮮と一致したことを示唆した。 韓国と北朝鮮は同日未明に高官協議を終了させ、6項目の共同合意文を発表。1項目に、南北関係を改善するための当局会談をソウルまたは平壌で近く開催し、さまざまな分野の対話と交渉を行うと明記した。 この高官は一方、地雷爆発事件で韓国軍兵士が重傷を負った事件に北朝鮮が合意文で遺憾を表明したことについて、北朝鮮に対し同事件への関与を認め謝罪と再発防止を行なうよう求めた韓国側の主張が貫徹されたとの見方を示した。 また、北朝鮮は協議で、2008年に起きた北朝鮮兵士による韓国人観光客射殺事件以来、中断している金剛山観光の再開問題を取り上げた一方、17日に始まった韓米の定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の中止は要求しなかったと伝えた。 10年3月の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、韓国が同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置(5・24措置)の解除についても言及がなかったという。 stomo@yna.co.kr
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