【ソウル聯合ニュース】東海と黄海の潜水艦基地を出港し韓米の監視網の外にいた北朝鮮の潜水艦の一部が、所属基地に帰還する動きが捉えられた。韓国軍の関係者が25日、明らかにした。基地復帰が識別された潜水艦は、北朝鮮の内海にいたものとみられるという。 北朝鮮軍は77隻の潜水艦(艇)を保有するが、その7割にあたる約50隻が東海と黄海の基地を離れ、韓国軍の探知装備で識別できなくなっていた。 韓国軍の別の関係者は、「残りの潜水艦が所属基地に復帰するか、細かく監視している」と話した。一方で、「(黄海上の南北軍事境界線にあたる)北方限界線(NLL)の南へ越えてくる可能性に備え、(韓国)海軍の対潜水艦哨戒活動が続くだろう」とした。 軍当局は、強い台風15号が釜山の南側から東海へ北上すると予想されることから、潜航能力が低い北朝鮮の潜水艦が早めに基地に復帰することもありえると観測する。 北朝鮮の潜水艦は最長3日しか水中を潜航できず、これを過ぎると酸素補給のため浮上しなければならない。この時、哨戒機などに捉えられやすい。 北朝鮮には1800トンをはじめ、325トン、130トンの潜水艦(艇)がある。最近では2000トン級の潜水艦を建造し、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行ったとされる。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0