【ソウル聯合ニュース】非武装地帯(DMZ)の韓国側で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し韓国兵2人が重傷を負った事件や北朝鮮による韓国への砲撃により、朝鮮半島で緊張が高まる中、南北関係全般について話し合う南北高官協議が軍事境界線がある板門店で22日午後から25日未明にかけて行われた。南北は計43時間にわたる交渉の末、歩み寄った。 朴槿恵(パク・クネ)政権発足後の南北関係は以下の通り。◇ 2013年▼2月25日=朴槿恵大統領就任▼3月8日=北朝鮮が南北不可侵合意の破棄、板門店にある南北直通電話遮断を宣言▼4月8日=北朝鮮が開城工業団地の北朝鮮労働者を撤収させ操業が中断▼7月10日=北朝鮮が金剛山観光再開と離散家族再会のための実務協議を韓国に提案▼9月16日=開城工業団地の操業再開◇ 2014年▼1月1日=北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が新年演説で「南北関係の改善ムードづくり」を促す▼1月6日=朴大統領が会見で旧正月の南北離散家族再会を提案▼1月16日=北朝鮮国防委員会が「重大提案」として南北による誹謗(ひぼう)中傷や軍事敵対行為の中断を提起▼2月12日=南北高官級協議開催、離散家族再会や誹謗中傷中断など協議▼2月20日~2月25日=北朝鮮・金剛山で南北離散家族再会行事開催▼3月28日=朴大統領、ドイツ・ドレスデンで平和統一のための基盤作りに向けた北朝鮮に対する3大提案を盛り込んだ南北統一構想「ドレスデン宣言」を発表▼4月12日=北朝鮮国防委員会が報道官談話を発表し、「ドレスデン宣言」を非難▼7月7日=北朝鮮が仁川アジア大会に応援団を派遣すると発表▼8月11日=韓国政府が北朝鮮に対し2回目の南北高官級協議開催を提案▼8月28日=北朝鮮が仁川アジア大会への応援団派遣取りやめを表明▼9月11日=仁川アジア大会に出場する北朝鮮選手団の第一陣が到着▼9月24日=朴大統領 国連総会での演説で北朝鮮人権問題を提起▼10月4日=仁川アジア大会の閉会式に出席するため北朝鮮の黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党書記、金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長が訪韓▼10月15日=韓国国防部の柳済昇(リュ・ジェスン)国防政策室長と北朝鮮軍の金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長が板門店で軍事当局者協議開催▼12月29日=朴大統領直属の統一準備委員会が2015年1月中の南北協議開催を北朝鮮に提案◇ 2015年▼2月24日=北朝鮮が韓国に対し、開城工業団地で働く北朝鮮労働者の最低賃金を5.18%引き上げるよう一方的に通告▼4月2日=韓国政府が開城工業団地に入居する韓国企業に対し、北朝鮮労働者の賃金凍結を文書で要請▼4月27日=韓国政府、2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、同年5月から北朝鮮に対する制裁措置の実施後初となる対北朝鮮肥料支援を承認▼5月1日=韓国政府が民間や地方自治体の南北交流活性化策を発表▼5月22日=南北が開城工業団地で働く労働者の賃金問題に関連する「確認書」の文言に合意▼7月16日=開城工業団地の運営について協議する南北共同委員会が成果なく終了▼8月4日=北朝鮮が韓国側のDMZに埋めた木箱入り地雷が爆発し韓国兵2人が重傷▼8月5日=韓国が統一部長官名義の書簡を通じ離散家族再会や金剛山観光再開などを協議する高官級会談開催を提案したが、北朝鮮は書簡の受け取りを拒否▼8月18日=開城工業団地の賃金問題をめぐり、韓国側の開城工団管理委員会と北朝鮮側の中央特区開発指導総局が交渉を行い、5%引き上げることで合意▼8月20日=北朝鮮が韓国の京畿道・漣川に向け砲撃▼8月22日= 南北高官協議が板門店で始まる▼8月25日=南北高官協議が妥結 hjc@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0