20日に「準戦時状態」を宣言した北朝鮮軍の動きが続々と展開され、事実上の戦時寸前の準備状態に突入したと24日に伝えられた。(提供:news1)
20日に「準戦時状態」を宣言した北朝鮮軍の動きが続々と展開され、事実上の戦時寸前の準備状態に突入したと24日に伝えられた。(提供:news1)
20日に「準戦時状態」を宣言した北朝鮮軍の動きが続々と展開され、事実上の戦時寸前の準備状態に突入したと24日に伝えられた。

キム・ミンソク の最新ニュースまとめ

 韓国軍関係者は「準戦時状態の宣言は単純な言辞的挑発ではなく、軍に対する実際命令だったということがわかった」とし、「命令の集中と軍装備の一部の動きが活発に展開されている」と伝えた。

 これに関して北朝鮮は、北西部の平安北道(ピョンアンプクト)の黄海側に面した鉄山(チョルサン)郡の母基地にあったホーバークラフト約20隻を、南の南浦(ナムポ)まで前進配置したことがわかっている。

 ホーバークラフトは、対南浸透要員の浸透用、海岸上陸作戦用などに利用される船舶である。

 軍の消息筋は「北朝鮮軍の戦隊が動いているレベルで、ホーバークラフトの一部動きがある」とし、ただ「すぐに作戦に入れるレベルではない」と述べた。

 黄海のNLL(北方限界戦)で北側60kmほどの古岩浦(コアムポ)作戦基地配置の動きは今のところないと見られている。

 最近、基地から離れた北朝鮮の潜水艦約50隻も相変わらず識別できずにいると伝えられた。

 23日に軍当局は、北朝鮮の潜水艦勢力の70%ほどが基地を離れており、これは戦争直前にある動きだと判断した。

 ただ韓国軍当局は、北朝鮮の潜水艦の動きを注視しなければならないが、下手に南側海域に移動できないと予測している。

 韓国国防部のキム・ミンソク報道官は「潜水艦が水中に入れば捜すのは難しい」とし、「しかし北朝鮮の潜水艦は古く、潜航能力は落ちる」と指摘した。

 水面上に上がってこなければならないことを考えると、南側海域で活動するには限界があるとも指摘している。

 これに関する韓国海軍のイージス艦と駆逐艦、哨戒機(P3C)が可能な対潜探知機を総動員して警戒作戦に突入したと伝えられた。

 南北間の高官による会談が決定された後、2倍以上増強された前方砲兵部隊も対南挑発体勢を維持している。

 一方、北朝鮮側の飛行体が22日に軍事分界線を越え、江原道(カンウォンド)上空に侵入したことが確認された。

 韓国側の対空レーダーに捉えられたこの飛行体は、韓国側が対応準備する間、再び北上した。軍当局は一方的戦闘機ではなく、無人機である可能性も除外していない。

 軍関係者は「北朝鮮軍の全体的な動きが事実上の戦時または戦時前の動きだと見ている」としている。

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