【ソウル聯合ニュース】軍事的緊張の緩和に向けた韓国と北朝鮮の高官協議が3日目を迎えた24日、北朝鮮は各種メディアを通じて住民に対し、戦争も辞さない覚悟を持つよう促している。 通常平日は午後3時に放送を開始する北朝鮮の朝鮮中央テレビが同日は午前9時から戦争に関する記録映画や特集などを流し、住民を戦争へ駆り立てるムード作りを行っている。 「わが民族同士TV」は、韓国軍が対北朝鮮の心理戦の一環で再開した宣伝放送用の拡声器を火器で狙う北朝鮮兵士の映像を放映し、韓国に対する敵意を煽っている。 このほかにもウェブサイトや週刊誌などで地雷爆発や砲撃が韓国による自作自演と主張し、「前線部隊は最終決戦に入った」などの文章を掲載。また、戦争への参加と自主的な入隊を煽る住民による文を紹介し、戦争へ向かう雰囲気を盛り上げようとしている。 北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、韓国との緊張が高まったことを受け、全国各地から若者100万人が朝鮮人民軍への入隊を嘆願し、「祖国防衛聖戦に乗り出した」と主張した。 yugiri@yna.co.kr
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