【ソウル聯合ニュース】北朝鮮による韓国への砲撃により南北間で軍事的緊張が高まっているものの、韓国の市民らは普段と変わらず週末を楽しんでいるようだ。 軍事境界線のある板門店で韓国と北朝鮮の高官協議が続く23日、ソウル中心を流れる漢江沿いの汝矣島公園も多くの人でにぎわっていた。40代の女性は「不安な気持ちは完全にはぬぐえないが、南北高官協議で双方が接点を見いだすだろう」と話した。妻と共に涼みにきたという60代の男性は「北で挑発すると言っているが、わが軍事力は北を圧倒しているため恐れる必要はない」と話した。 南北の軍事的衝突を懸念して市民が生活必需品を買い占める様子もみられない。大型スーパーのロッテマートやEマートなどでは、北朝鮮の砲撃のあった20日から22日までの主要生活必需品の売り上げは、1週間前の13~15日と比べわずかに減少している。 また、レジャー施設や映画館なども、普段の週末の平均より多くの人が訪れている。高速道路の交通状況も通常の週末と変わらないという。韓国道路公社の関係者は南北高官協議が始まった22日と23日の高速道路の交通量について「急激に減ったり増えたりせず平均的な交通量だ」と話した。 ikasumi@yna.co.kr
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