協議前に握手する金寛鎮氏(手前右)と黄炳誓氏(同左)=22日、ソウル(聯合ニュース)
協議前に握手する金寛鎮氏(手前右)と黄炳誓氏(同左)=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島の軍事的緊張が高まる中、韓国と北朝鮮が22日午後に開始した高官協議が難航しているもようだ。 韓国統一部などによると、協議は南北軍事境界線がある板門店の韓国側の施設「平和の家」で当初の予定より30分遅い午後6時半ごろに始まったが、23日午前0時現在も終わらず、5時間以上続いている。北朝鮮軍が非武装地帯(DMZ)の韓国側に埋めた地雷で韓国兵2人が重傷を負った事件をきっかけに宣伝放送や北朝鮮軍の砲撃に発展した南北の緊張局面の打開に向けた調整が難航していると予想される。 協議では軍事的緊張と関連した双方の認識を話し合ったとされる。協議開始前から、韓国側は北朝鮮軍がDMZの韓国側に埋めた地雷の爆発事件に対する謝罪と再発防止を求め、北朝鮮側は韓国軍が11年ぶりに再開した拡声器による宣伝放送の中止を求めると予想されていた。 韓国政府消息筋は協議と関連し、「相当長引いている」と述べ、朝鮮半島の軍事的緊張に対する双方の隔たりで、調整が難航していることを示唆した。ただ、これだけ時間をかけて協議を続けているということは問題解決の意思が強いと解釈することができる。 協議には韓国から金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長(閣僚級)と洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、北朝鮮から黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長と金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)がそれぞれ出席した。 協議が終われば、青瓦台(大統領府)で金国家安保室長が会見を開き、結果を説明する予定。 csi@yna.co.kr
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