協議前に握手する金寛鎮氏(手前右)と黄炳誓氏(同左)=22日、ソウル(聯合ニュース)
協議前に握手する金寛鎮氏(手前右)と黄炳誓氏(同左)=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアは22日、南北高官協議の開催を迅速に報道した。特に、韓国に対し、「傀儡(かいらい)」という侮蔑ではなく李明博(イ・ミョンバク)前政権発足後から使っていなかった「大韓民国」を用い、今回の協議に礼儀を示した。 北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長、金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)が大韓民国・青瓦台(大統領府)の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長、洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官と板門店で緊急接触を行うと伝えた。韓国メディアが報じてから約1時間半後の報道で、異例の速さといえる。 北朝鮮メディアは今回の報道で韓国を国号の「大韓民国」と呼んだ。これまでは「南朝鮮傀儡」と称していた。北朝鮮メディアが韓国を大韓民国と呼んだのは、2008年2月までが任期だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権以来。「国と国」の協議として意味を与えて相手を尊重し、南北間の緊張状態の緩和を狙ったものとみられる。 kimchiboxs@yna.co.kr
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