【ソウル聯合ニュース】韓国政府筋は21日、国連軍司令部の軍事休戦委員会が20日に北朝鮮軍に対し対話を提案する通知文を送ったと明らかにした。 通知文は「非武装地帯(DMZ)での砲撃は休戦協定に深刻に違反する」として危機をあおらないよう自制を要求。「首脳級対話に向けた大領(大佐)級の実務会談」を提案した。これまでに北朝鮮軍から返答はないという。 国連軍司令部は今月10日にも、南北軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の韓国側で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し、韓国兵2人が重傷を負った事件を受け、北朝鮮に将官級軍事会談を提案している。ただ、韓国軍関係者によると北朝鮮側は13日に提案を拒否した。 北朝鮮軍による地雷爆発事件への報復として、韓国軍は軍事境界線沿いに設置した拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を11年ぶりに再開。これに反発を強めていた北朝鮮は20日、最前線地域で韓国に向けて砲撃を行い、韓国軍が応射した。同関係者によると、朝鮮半島で軍事的緊張が高まっていることについて国連軍司令部は遺憾を表明したという。 ikasumi@yna.co.kr
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