韓国軍は20日午後4時頃、北朝鮮が漣川郡中面(チュンミョン)にある対北拡声器に向けて射撃をしたことを確認した直後に、民間人統制線地域の住民に緊急避難令を下した。
漣川郡も5分間隔の町内放送で住民に案内している。住民は公務員らの案内で近隣の避難施設2か所に緊急避難した。現在、中面事務所前の避難所に60人、忠清南道(チュンチョンナムド)洪城(ホンソン)郡の衡山里(ヒョンサンリ)安保展示館内の避難所に20人が避難していると伝えられている。
漣川郡庁の中面事務所のA氏は「軍の放送施設近くに砲弾が落ちたという話を後から聞いたが、勤務中に爆発音は聞こえなかった」と証言している。
第6軍団は射撃された漣川郡はもちろん、管轄全部隊に珍島犬1号警報(最高非常警戒態勢)を発令し、警戒部隊兵力を避難所に移動させた。
また臨津江(イムジンガン)の河口を警戒する隣接の1軍団も民間人統制区域内の統一村などに住民避難令を下した。
しかし京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)地域の強制はなく、一部の住民だけ避難所に移動しており、残りの住民は自宅で放送を待っている状況だという。
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