【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が15日から標準時を30分遅らせたことを受け、南北当局間の連絡業務や実務協議にも支障が出ている。 韓国統一部当局者によると、韓国側は17日午前9時ごろに「開始通話」を行ったが、北朝鮮側が応答せず、30分後の9時半ごろに「変更された標準時に合わせて南北連絡事務所の業務を始める」との通告があったという。南北の当局は毎日午前と午後、通信線の異常の有無を確認する開始通話を行う。 韓国側の連絡事務所は同日午後4時ごろ、業務終了のため、北朝鮮側に連絡をしたが、北朝鮮側は韓国時間で午後4時半の業務終了を要請したという。 統一部当局者は「連絡事務所の運営時間は相互協議で変更するというわれわれの立場を伝え、業務を終了した」と述べた。1992年5月に合意した南北連絡事務所の設置・運営に関する合意書では、連絡事務所の運営時間を午前9時から午後4時とし、双方が協議した上で運営時間などを調整することになっているという。 同当局者は「標準時の合意がないと、南北の連絡業務に支障が出ることが懸念される」として、北朝鮮側と協議していく方針を示した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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