【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は18日、南北離散家族の名簿交換などを提案した韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の光復節(8月15日、日本による植民地支配からの解放記念日)記念式での演説を非難し、韓米合同軍事演習を中断すれば離散家族は自然に会えることになると主張した。 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は18日付の論評で「北侵合同軍事演習が中断され、北南(南北)間に和解と団結の雰囲気が生まれれば、民族の名山で離れ離れになった家族、親戚らが会って抱き合う光景が自然に見られる」と強調した。 また同紙は、朴大統領が同演説で非武装地帯(DMZ)世界生態平和公園の造成や、南北間の鉄道・道路連結事業の推進、離散家族名簿交換などの構想を表明したことを念頭に、「雑多な冗舌で北南関係悪化の責任から逃れようとしている」と批判した。 同紙は「北南関係における大転換、大変革をもたらすわれわれの提案と誠意ある努力に背を向け、8月15日の(南北)共同行事まで破綻させたのは傀儡(かいらい)政権だ」として、南北関係悪化の責任を韓国に転嫁した。 さらに、17日に始まった韓米定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)について、「われわれに対する公然とした挑発であり、露骨な対決宣言だ」と強く非難した。 sjp@yna.co.kr
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