一時は改善の兆しも見えていた南北関係だが、光復節を節目にして、再び悪化の一途をたどることになった。
一時は改善の兆しも見えていた南北関係だが、光復節を節目にして、再び悪化の一途をたどることになった。
去る15日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の光復(解放)節の祝辞の中で、非武装地帯(DMZ)で起きた北朝鮮による地雷挑発事件を言及したことで、北朝鮮はこれを猛烈非難。一時は改善の兆しも見えていた南北関係だが、光復節を節目に、再び悪化の一途をたどることになった。

 北朝鮮側は16日、朴大統領の光復節メッセージに対する初の公式立場として、「朴槿恵は、南北関係を収集するに困難な史上最悪の破局に追い込んだ永遠の罪を反省するどころか、また我々の尊厳と体制を中傷冒涜する妄言を掲げた」と名指しで非難。「17日からは、祝辞で『信頼の構築』に言及したのとは正反対に、共和国(北朝鮮)に対する核先制攻撃の訓練をおこなう」とし、動きを警戒した。

 また、南北関係に立ちはだかる”離散家族”の問題については、「離散家族らの苦しみを述べながら、再会問題がまるで我々のせいで実現しないかのように発言しているのは、民族の怒りをさらに倍増させる行為だ」と非難した。

 朴大統領が光復節の祝辞を発表して以降、北朝鮮が初めて出した公式立場によって、離散家族の生存確認はもちろん、交流・協力問題についても韓国側に責任転嫁する言論を繰り返した。これにより、しばらくの間、南北関係の改善は容易ではないものと予想される。


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