【ソウル聯合ニュース】韓国軍が北朝鮮による非武装地帯(DMZ)の地雷爆発事件の報復措置として再開した北朝鮮向け宣伝放送や韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の実施に対し、北朝鮮が強く反発し、韓国軍も北朝鮮の挑発に強力に対応する方針を示しており、南北間の緊張が高まっている。 韓米連合司令部と韓国軍合同参謀本部は15日、UFGを17~28日に実施すると発表した。 国連軍司令部軍事休戦委員会はこの日、南北軍事境界線がある板門店で拡声器を通じ北朝鮮側にUFGの日程を通知した。 北朝鮮の国防委員会は声明を発表し、「(UFGを)強行した場合は軍事的対応がさらに強まる」と反発したのに対し、韓国軍は「挑発には強力で断固たる対応を取る」と警告した。 韓米連合司令部はUFGについて、ほかの全ての合同演習と同様、朝鮮半島の安定維持や防衛態勢の向上のため数カ月前から計画された定例演習だと説明した。 一方、朝鮮人民軍戦線司令部も同日、公開警告状を通じ、韓国軍が再開した宣伝放送について「中断しなければ無差別に打撃する」と威嚇した。 これを受け、韓国軍制服組トップの崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀本部議長は作戦指揮官と緊急会議を開き、北朝鮮の挑発には強力で断固とした対応を取るよう指示した。 hjc@yna.co.kr
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