福山真劫さん=13日、ソウル(聯合ニュース)
福山真劫さん=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】平和運動などに取り組む市民団体「フォーラム平和・人権・環境」(平和フォーラム)の共同代表、福山真劫さん(68)は安倍晋三政権が成立を目指す安全保障関連法案を「戦争法案」と称する。福山氏は聨合ニュースのインタビューで同法案について、米国の要請を理由に軍事大国を目指すものだと強く批判した。 福山氏はソウル市内で開かれた「東アジア平和国際会議」に出席するため韓国を訪れた。 安倍政権が「普通の国」を目指していることについては、「戦争法案は憲法9条の解釈を変え戦争ができる国になろうとするのが本質」として、「極めて危険だ」と批判した。その上で、「日本を再度戦争をする国にしてはならない。戦争や武力で平和は絶対に来ないので積極的に憲法を守らなければならない」と強調した。 福山氏は旧日本軍の慰安婦問題や強制労働、原爆被害など、過去の日本の戦争犯罪についても強硬な姿勢を示した。「日本政府が責任を取り心から謝罪し保障しなければならない」と声を上げた。「日本が犯した犯罪についてしっかり教育し、二度とこうしたことが起こらないようすべきだ」と主張した。 被爆者支援活動の一環として約10回にわたり北朝鮮を訪れ、一時は韓国の空港で入国が拒否されたこともあった。今は解除され、自由に行き来できるようになったという。慰安婦被害者らが共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、その女性たちを支援する活動も手掛けている。 福山さんは護憲団体「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人でもある。今月30日には国会周辺で約10万人が参加する国会包囲行動を行う計画という。「日本の平和団体も安倍政権の右傾化を正すため、全力で頑張っているので温かい目で見てほしい」と呼び掛けた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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